2010.01.17 本屋での気づき

最近、本屋で必ず医学書コーナーに寄る。
本棚は、うつ病関連本で埋め尽くされている本屋も多い。

パラパラと斜め読みするが、いつも思うのが、必ず治るとか、治療法はこれだ!という本の濃さだ。

うつ病患者には、まずこのヘビーさは耐え難い。

家族向けの本も同じ。

専門家(一応自分もその中に入るわけだけど)向けじゃないんだから、もう少し軽いタッチで書いてあれば、患者も読めるのではなかろうか?

専門家向けの本はさらにヘビー。
軽度認知症対応と中身が似通った本がよく売れているらしい。

患者になってみてはじめてわかったが、似たような症状が随所にみられる。
うつ病の場合には、薬の影響も大だが、確かに短期記憶低下はみられる。
薬の処方以前に、最近おかしいなと思うくらいに記憶力が低下したことが受診のきっかけでもあるから、やはり似ているのだろう。

本屋では、医学書に続いて育児本コーナーに寄る事もとても多い。
でも、そこで幸せそうな家族や夫婦を見るといたたまれない気持ちになる。

他人の幸せを妬むのではなく、ただ羨む。
そして、素晴らしいなと思う。

病院に行く時も、学生や社会人を見ては、みんな頑張ってるな、凄いなと思う。

比べるに、今の自分のなんと弱い事か。
情けない。

生きる事はとても苦しい。

ただ、生きているだけと感じる現在の自分は、誰にも必要で無い、欠けても大丈夫なパーツの様なモノだ。

死ぬ勇気が出ない。

固執すべき理由はなんだろう?

誰も幸せにできぬ我身を、この世界に生かしているものはなんだろう?

心を開くべき相手がわからない。
無意味に生きているだけと感じる。

今になって、接してきた患者さんや、ご利用者、そのご家族の気持ちがわかる気がする。

ソーシャルワーカーとして、管理者として、一体何ができただろう?
夫として、父親として、一体何ができただろう?

人生は虚しい。

そう、中学生の頃に感じた虚しさにとても似ているのです。

妻に会うたび、娘に会うたび、誰かに会うたび、頑張ってる自分がいる。
大量の薬と、無理矢理な態度でしか、接する事が難しいなんて。

自分がもう、自分でない。
でもある意味、今の自分が本当の「素」なのかもしれない。

旅にいきたい。

ただ、終着のない旅に。

長いな、、、。
最後まで読んでくれた方。
ありがとうございます。

ではまた、いつか。



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