2009.11.14 陰陽占い

== 鑑定結果(考胤流) ==

生年月日: 197◯年10月24日

[命式]
      年柱 月柱 日柱 時柱
      ーーーーーーーーーーー
   干支:甲寅 癸酉 戊戌 
   蔵干:丙  辛  壬  
天干通変星:偏官 正財    
蔵干通変星:偏印 傷官 偏財 
 十二運星:衰  長生 衰  
   空亡:子丑 戌亥 辰巳 
   九星:八白 三碧 三碧 

[星命]

日干支:戊戌(つちのえいぬ)
    頭の狂った変人哲学者
この星命は応身の青年期に当たる生命で、戌の仲間では3番目に若い生命体であり、無機質的な庚戌に血醐を与えて多感にしたような生命である。冷酷無慈悲な応身体に若い血が流れるのは歓迎だが、平地木の生命として現れるために、この世に自分ひとりしか存在していないような強烈な自己中心型の生命と成ってしまう。男気(男性フェロモン)を強く放つ生命で、異様とも思える徹底した自己顕示性を持つ事から「変態犬」とか「気違い犬」とも呼ばれる。その高い感性は凄艶とも呼べるほど深く、深淵なる哲理と生命美を追求する哲学者であって、生きながらにして宇宙空間に精神を彷徨させる精神異常者である。愛や美をとことん追求すれば最終的には結局死に通じてしまう。だがそこまで徹底するから優れた創作が可能となる。この星命の特徴は唯我独尊の精神世界に意識を置いているということであり、宇宙次元に潜むもう一人の自分を持つことである。高尚さと愚劣さという精神の二元性に葛藤して煩悶する若き応身の生命と言える。男の美学を追求するも結構だが、周囲に与える悪影響も考えなければならないだろう。

納音:平地木
平地木(へいちもく)とは平地に聳え立つ一本の大樹の意味。周囲を圧倒するような存在感のある大樹を指す。村の人間が村の象徴(御神木)として崇めるような大樹の意昧から、一般的に平地木とは“大樹の如く大きな存在感を示す立派な人"の意。確かにこの生命は存在感の大きな生命で、一人単独で度派手な目立つ活躍をしてくれるが、必ずしも立派な人とは限らない。裏の意味は“一本の大樹の如き唯我独尊の人"の意である。

この生命は特徴は猪突猛進する一匹狼の所である。この世に自分一人しか存在していないような典型的な自己中心主義者であり、そもそも他の人間の存在を気に掛けるような繊細な神経の持ち主ではない。これぞと思ったら飯を食うのも忘れて暴走機関車の如く気が済むまでトコトン走り続ける。その人間離れした集中力と徹底さは他の生命の追従を決して許さない。気が付くと不可能と思われる物でもいとも簡単に仕上げているので“偉人"と評価される。

しかし大樹がざわめき出すと村全体が不眠症になる様に、この無神経な超大型ダンプカーが働きだすと、周囲に破風を巻き起こし多大な悪影響を及ぼしてしまう。その迷惑さに本人が気が付いているならともかく、厚い甲羅で覆われた鈍重な神経は人の痛みなど知るよしもなく唯我独尊の世界に一入浸っている。全く呆れた神経の鈍さである。村の人間には大樹は御神木だが、大樹から見れば村の存在など眼中にはなく、村が誕生するはるか以前から、大樹はもともとそこに存在していた。村人など自分の面倒を見てくれる付き人ぐらいにしか感じていない。

平地木の生命は報身(亥)や応身(戌)がバリバリの青年期の姿で現れるというもので熱血漢の上に限度や加減を知らない徹底さを持つために凄みがある。「自己の存在意味が無いなら死んだほうがまし」という生命で、本当に自殺してしまうから物凄い。偉人というよりも本態性の変人と言えよう。彼等の人生にはひとが入り込む余地はなく、女房も子供も兄弟も皆彼の従者となり彼の都合のままに振り回される。全く迷惑千万な生命である。

福田康夫中山千夏金田正一清水宏保(己亥)あるいは三島由紀夫野依良治筒井康隆牛尾治朗(戊戌)等がこの生命だが、どれも皆徹底した人間であり、周囲を力づくで圧倒し大きな影響力を振りまく生命であって、癖の強い一匹狼なのが特徴である。いかにも唯我独尊の生命と言えよう。

平地木と対沖する納音は大林木(己巳・戊辰)。平地木が一本の大樹であれば、大林木とは林の中の一本の木である。それだけ聞けば可弱き生命に思えるかも知れぬが、大林木の生命もそんな可愛い人間ではない。なんせ一本の木に過ぎないのに大林を装う生命であって、どっちもどっちの曲者である。平地木は外から社会に影響を与え、大林木は社会の中から影響を及ぼす生命であり、両者は生命因縁が正反対となる人間である。

[元命] 傷官の性格

芸術家の星。頭脳明晰、感受性・自尊心が強く、神経質なところがあります。人に意見に惑わされることなく、負けず嫌いです。議論好きで、物事を秘密にしておくことができず、なんでも漏らしてしまうという特質があります。思っていることをそのまま口に出してしまい、知らぬうちに相手を傷つけてしまうことがあります。美的、感覚的、創造的な芸術関係の仕事、分析、批評が必要な専門職・技術職に向いています。単調な事務や接客サービスの仕事には向いていません。

★うーん。久しぶりにやってみると、中々に深い★