2009.09.22 おくりびとを観ながら流れたTHE BACK HORN「幸福な亡骸」
21日の夜、TVで映画「おくりびと」を見ました。
観ていて、田舎の風景もさることながら、思い出してしまった事があります。
以下、映画の内容に触れてしまいますので、読まれる方はご注意ください。
自分は、4歳の時に母親が家を出ました。
1歳になるかならないかの妹を連れて、家を出ました。
実家は、超田舎の村のそのまた外れにある家です。
(映画「4日間の奇跡」ではロケ地になっている地域です)
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母は、自分が目指す夢があり、そのため、祖母と対立し、親戚ともうまくいかず、おまけに893な親父の借金問題などもあり、家を出て行きました。
自分は、「本家の長男」という理由で祖母が手放さず、母曰く泣く泣く手放したとの事ですが、実家で自分が聞いていた話はもちろん違いました。
「捨て子」
親戚(祖母曰く分家連中)からは影でそう呼ばれていました。
田舎では、片親は珍しく、学校行事などでも随分と悲しい思いをした記憶がありますが、母親という存在をまったく覚えていないままの別離でしたので、いま思えばそれほど悲しくなかったのかもしれません。
24歳の時に母と妹と奇跡的に再会し現在に至るわけですが、今でも「母親」との接し方に戸惑うことが多々あります。
母性を感じないというか・・・。
微妙な距離感が常にあります。
母は、再婚したが再度離婚したりとこちらも激動の人生。
今は彼氏と同居していますが、その彼氏と俺が折り合いが悪いこともあり、少々疎遠にはなっています。
父も再婚し、子供もいますが、今はまた離婚したようです。
元々、そういう家系なのかも知れません。
「おくりびと」を観ながら、夫婦のあり方がとても自分の理想に近いなと感じました。
妻とは、正直自分が思い切り惚れ込んでしまっているので、愛情に落差があるように感じています。
片思いの結婚みたいな。
まぁ、それは置いといて。
もしもいま、妻を失ったら、自分は発狂してしまうかもなと思いながら観ていました。
頭の中には、THEBACKHORNの名曲「幸福な亡骸」がずっと流れていました。
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自分が死んだら、今は悲しみよりも怒りの方が多そうで(周囲が)ちょっと怖いです。
でも、こんな胸の苦しみや、常に付きまとう孤独感、焦燥感、不眠症などから解放されたいとも思ってしまいます。