2009.11.26 落下してゆく、墜落してゆく
下り坂を走る。
ブレーキの壊れた自転車で。
果てしなく続く、長い長い道。
先の見えない道。
ただただ、下る。
何かに辿り着くまで。
誰のせいでも無く。
自分でそうなるように生きてきた。
選びに選んで辿り着いた道。
それがたまたま、下り坂だっただけだ。
時には、平坦で、綺麗に舗装された、走りやすい道もあった。
荒れたガタガタ道でも、走り抜ける力を持った時期もあった。
気がついたら、この坂を下っていた。
この道に行かないように、たくさんの人が助けてくれた、注意してくれた、叱咤激励してくれた、一緒に走ってくれた。
でも、そんな全てを振り解きながら走り続けた。
楽をしようと近道を探しては迷い、探しては迷い、、、ずれていった。
早く、この坂道の終着点に着かなければ。
そこに何があっても。
例え、何もかも無くなっても。
これ以上、堕ちていかぬように。